最も広く使われている人工甘味料の1つである「アスパルテーム」が、世界保健機関(WHO)によって「発がんの可能性がある」物質に分類される見通しになった。アスパルテームは食品安全当局などによって一定量以下なら摂取しても安全とされてきた一方、多く摂取するとがんの発症リスクが上昇する可能性があるとする研究結果も出ていた。 アスパルテームは「ダイエット・コーク」や「ダイエット・ペプシ」などの低カロリー飲料や、シュガーレスのガムなどさまざまな食品に使われている(いずれも現在、日本未発売)。カロリーは含まれるが、砂糖よりも200倍ほど甘いため使用量は少なくて済む。 ロイター通信によると、WHO傘下の国際がん研究機関(IARC)は7月14日にアスパルテームを「ヒトに対する発がん性をもつ可能性がある」物質のグループに含めることを決めた。関係者らの話としている。ヒトが安全に摂取できる量に関しては今回の判断では
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