脳の神経をしずめる作用があります。そして、不安や緊張感をほぐし気分をリラックスさせて、自然に近い眠りに誘います。 睡眠薬として広く使用されている系統です。比較的安全性が高く、効き目もよいので、不眠症の治療には、まずこの系統が使われます。同類薬のなかでは、持続時間が短時間型です。寝つきの悪いときや一時的な不眠に適します。翌朝の眠気や不快感も少ないほうです。普通錠のほか、水なしで飲める口腔内崩壊錠(D錠またはOD錠等)があります。 【診察で】 持病やアレルギーのある人、また妊娠中の人は医師に伝えてください。服用中の薬を医師に教えてください。夜中に起きて仕事をすることのある人は、医師に伝えておきましょう。 【注意する人】 急性の閉塞隅角緑内障を起こしている人や重症筋無力のある人は使用できません。それらの症状を悪化させるおそれがあるためです。喘息や肺性心など呼吸器系に病気のある人も、症状によっては
【働き】 気分が晴れずに落ち込んだり、悲観的になったり、やる気がでない、集中できない、眠れない・・そんなこじれた心の症状を改善し、気持ちが前向きになるのを助けます。また、不安や緊張した気分をほぐして、気持ちを楽にします。うつ病のほか、不安障害などいろいろな心の不具合に応用されます。 【薬理】 脳内の2つの神経伝達物セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害します。これにより、脳内シナプス間隙におけるそれらの濃度が高まり、神経の伝達がよくなります。セロトニンの増加は不安をやわらげ「気分」を楽にし、ノルアドレナリンの増加は「意欲」を高めるといわれます。 セロトニントランスポーターとノルアドレナリントランスポーターだけに結合し、その他の受容体にはほとんど作用しないので、旧来の抗うつ薬にみられる不快な副作用が少ないです。このような作用機序から、「セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(S
パニック障害の患者さんに多い「非定型うつ病」 うつ病と逆の症状が特徴です 心療内科・神経科赤坂クリニック院長 貝谷 久宣 いきいき 2003;12:P138 パニック障害の患者さんと多く接するなかで、従来の枠ではとらえきれないうつ病があることに気づき、自らクリニックを設立した貝谷久宣さん。1994年にはじめて国際的な診断基準が定められた「非定型うつ」について、お話しいただきました。 まじめで几帳面な人がなりやすく、朝に調子が悪くて、食欲が減退する―――。長いあいだ、それがうつ病の典型的な症状だと考えられてきました。しかし、私は長くパニック障害の患者さんを診るなかで、パニック障害に伴って起こるうつ病が従来のうつ病(定型うつ病)とはかなり異なった特徴をもっていることに気づきました。憂うつなときばかりではなく、何か楽しいことがあれば、一時的に元気になる、食が細くなるのではなく過食に走る、眠れない
Mood Disorders Association(以下MDA)は、 北米に本部を置く単極性うつ病・そううつ病・不安障害・パニック障害の当事者支援グループです。 MDAは、誰でも自由に参加できる形式で、専門職が、「うつ病」に関する正しい知識と最新の医療・福祉情報を提供し、国際交流やメンバー同士の交流のなかで「うつ病」の回復を目指すサポートグループ(心理教育グループ)です。 「うつ病」は、脳という臓器の機能障害であり、人としての尊厳をなくす病気ではありません。 当事者・家族が、自尊心をなくし、アルコール・薬物に溺れ、暴力や迷惑行為で、周囲の人やあなた自身を傷つけたり、「病気」を言い訳にしたりすることが、「精神障害者」として社会の差別を受けるような生き方につながります。 「うつ病」の当事者・家族が、社会人としてのプライドを回復し、経済的な自立と「うつ病」を克服し回復することで、社会に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く