今日も相も変わらず俺はサラリーマンが朝の通勤へ向かうように規定された部室へ向かう。 慣れとは怖いものというがハルヒの突拍子もない振る舞いには慣れる事はない、とこれだけは言える。 我こそはという個性的かつ奇特な方は挙手して頂きたい。代わってみないか、一日だけでも。 あの愛らしいお方のお茶だけは俺が頂いていくけどな。 む?はて、いつ頃から憂鬱であった通勤に慣れてしまったのだろうかと、どうでもいいことをひとりごちつつ 部室のドアノブを捻り、そこであわててノックをする。 部屋からドタドタと騒音が聞こえて、ようやくハルヒが返事する。 「どーぞ」 部室に入ると、どことなく淫靡な香りのする中ハルヒが顔を赤く紅潮させながらパソコンをいじっていた。