福島県会津若松市と新潟県魚沼市を結ぶ単線のローカル線、JR只見線で22日、列車の衝突事故を防ぐための通行証「タブレット」の受け渡しが廃止された。 これで一部私鉄やJR貨物以外から姿を消す。 会津坂下(あいづばんげ)駅でセレモニーが行われ、川井辰蔵駅長は「受け渡しの際、駅員と乗務員が情報をやり取りする機会がなくなり、寂しい」と話した。 ◆タブレット=真ちゅうで作られた直径約10センチのドーナツ形の円盤。単線の一定区間内に、複数の列車が同時に入らないようにするためのもので、これを持つ列車だけが運行できる。