どの職種でも、人を相手に仕事をするのであれば、接遇というのはとても大切なものだと思います。 接遇というと、「マナー」のようなニュアンスに聞こえがちですが、私は、接遇は、医療者が患者さんやご家族ととるコミュニケーションの基礎、つまり、ケアの基本でもあると思います。 残念ながら、病院では、職員全員の接遇が「ばっちり!」というわけではありません。 時折、 「あーなたー、どうして、看護師になったのさー。」と肩を叩いて、耳元で本気で囁きたくなる看護師さんに遭遇することがあります。 その気持ちは、同じ看護師として「残念!」という気持ちと、「あーなたーと同じ看護師として見られて、○○病院の看護師ときたら、なっとらんっ!」と同じ扱いを受けたくないわー、といういらだちの気持ちがあります。 患者さんやご家族に、病気の進行、お別れの時間が近づいてきていることなど、とても残念なことをお伝えしないといけないことが、