ご覧になってわかるように、関数によって設定方法がまったく逆である。なおかつ、CUMPRINC関数についてはVersion毎に違う。また、 CUMIPMTとIPMT関数は名前が似ていることからもわかるように、同じく利子計算の関数である。にもかかわらず設定方法は逆になっている。 Excel2002ではCUMIPMT関数だけが逆の設定になっている。このヘルプ説明は本当に正しいのだろうか?これは次の手順で簡単 に検証できる。つまり、CUMIPMT関数は、ある期から別の期までの利息額の累計を求める関数であるので、第1期から第1期の利息額、つまり第1期のみ の利息額を求めてみる。この場合、期首払いであれば、第1期の期首であるから利子はまだ発生しないので結果が0になる筈である。では、やってみよう。 10万円を24回払いの年率3%で借りた場合、第1回目の支払いでの利子額は =CUMIPMT(3%/12,2