今月下旬に予定される第3子の誕生後に「育児休暇」を取得する方針の広島県の湯崎英彦知事は21日、大阪府の橋下徹知事が自治体首長の育休取得に苦言を呈したことに「大きなお世話だ」と述べ、不快感を示した。県庁で記者団に答えた。 橋下氏が施策などを通じ、国民全体が育休を取れるような環境整備が必要と主張したのに対し、湯崎氏は自ら実践することで男性が育休を取得しやすい環境づくりに取り組む考えを強調した。 湯崎氏は19日の記者会見で「育休取得」を発表。第3子の予定日の今月28日ごろから約1カ月間、長男(7)、長女(4)の世話や家事などで、時間帯を決めて公務を休むほか、早めに帰宅する方針。実現すれば、知事では全国初になるとみられる。