トランプ米政権発足100日の節目に、地球温暖化対策の重要性を訴える抗議デモが29日、首都ワシントンであった。主催者発表によると20万人が参加し、関連デモが全米と世界の計370カ所以上で開かれたという。 デモは連邦議会前を出発。「トランプは出て行け!」などと声をあげながら約2キロ離れたホワイトハウスを目指した。ホワイトハウスに到着すると周囲を取り囲み、トランプ氏への抗議を繰り返した。コネティカット州から来た大学院生のニールさんは「気候変動は米国だけの問題ではない。影響を受ける小さな島国のことも考えないといけない」と話した。 トランプ政権は、オバマ前政権が導入した温暖化対策の撤廃を進めており、国際的な対策の枠組みである「パリ協定」からも離脱を検討している。米環境保護局(EPA)の長官には温暖化対策に懐疑的なプルイット氏が就き、同局の公式サイトでは、温暖化対策に関する記述の見直しが始められている
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