さて、そもそもなぜDBをKubernetes上で動かすのでしょうか? いろいろなモチベーションがあるとは思いますが、オンプレミスでKubernetesを利用している場合、「Amazon Relational Database Service」(RDS)のようなクラウドベンダーが提供するDBサービスを利用できないので、自分でPostgreSQLのようなオープンソースソフトウェア(OSS)のDBを構築したいというケースがあるでしょう。 もちろんPostgreSQLのPodを起動するだけなら、DBのコンテナイメージを利用できますが、耐障害性やスケーラビリティ、バックアップやモニタリングまで考えると、PostgreSQL本体以外にもさまざまなプロダクトや、その設計と管理が必要になります。 また、アプリケーションのマイクロサービス化が進むにつれて、単一の巨大なDBではなく、サービスごとに小分けにした
