「キャプチャー・コンプリート(捕捉完了)」。18日午前4時51分、米航空宇宙局(NASA)の係官の声が、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングのためHTVを管制していた宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センター(茨城県つくば市)の運用管制室に響いた。 一斉に拍手と歓声が起き、山中浩二フライトディレクターは両腕でガッツポーズ。同僚たちと握手し抱き合った。山中さんは「みんなが頑張ったという意味で100点」と笑顔を見せ、NASA職員から、完ぺきな成功だとほめられたと話した。 一方、東京・丸の内のJAXA情報センターではライブ中継され、会社員や学生ら50人が見守った。中継はNASAの画像に同時通訳とJAXA側の解説を交え午前7時から開始。HTVが結合する様子が映し出されると、安堵(あんど)の声がもれた。【高木昭午、足立旬子】 ============== ■解説 ◇信頼性で世界に貢献