この夏、大きく話題を集めた「シン・ゴジラ」をご覧になっただろうか? 「現実対虚構」というキャッチコピーの通り、劇中に登場するゴジラは「巨大不明生物」という名の虚構、自衛隊などゴジラと対峙する日本国政府が現実としてストーリーが進む。 この「現実」は、庵野秀明監督らの綿密な取材を元に構成されており、「リアル」に忠実であるとの評判が多く見られる。そうしたリアルな描写の1つに「テレビ放映」がある。実は、この映画には地上波キー局5社すべてが協力としてクレジットされており、たびたび登場するテレビ放映にも現実の素材が利用されている。 幅広い範囲に被害を与える「自然災害」の一つであることから、災害時によく見られる「L字型画面」の災害情報の告知画面もゴジラ登場後にずっと流されている。その中に、テレビ局から素材を流用したためか「災害時の公衆Wi-Fi『00000JAPAN』が誰でも利用できます」という文面がデ