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qosに関するmteramotoのブックマーク (5)

  • エピローグQoSって意外に簡単

    ここまで勉強した品質良太郎くんは,自社のルーターにQoS制御を設定しようと考えた。調べてみると,いろは設計事務所が導入したブロードバンド・ルーター「AR450S」は,優先制御機能を備えていた。数千円のブロードバンド・ルーターにQoS制御機能を備えるものはないが,将来を見越して機能の豊富な企業向けルーターを買っておいたのが幸いした。 優先制御機能を設定する 良太郎くんは,ルーターのマニュアルを開いて,QoS機能の設定方法を検討。AR450Sは,帯域制御機能はないが,一番単純な優先制御であるPQを備えていた。待ちキューは3段階まで分けられる。この機能は使えそうだ。 帯域制御機能がないのはちょっと心配だった。いろは設計事務所はルーターからADSLモデム経由でインターネットに接続している。ルーターで帯域を制限しないと,上り速度が1Mビット/秒しかないADSLモデムにパケットが溜まる可能性が高かった

    エピローグQoSって意外に簡単
  • プロローグIP電話の通信を守れ

    最近,安さにつられて企業向けのIP電話サービス*1の利用を始めた「いろは設計事務所*2」。しかし,それが原因でネットワーク・システムを担当する品質良太郎くんは頭をかかえることになった。ときどき通話が途切れたり,相手からの音声が届かないというトラブルに見舞われているのだ。 いろは設計事務所のネットワークは,社内LANからルーターを介し,ADSL*3を経由してインターネットに接続する構成(図1)。インターネットは,IP電話や電子メール,Webアクセスのほか,取引先と数Mバイトものサイズの設計図面をやりとりするのにも利用している。 図1●IP電話はほかのトラフィックの影響で音質が悪くなる インターネットでは,さまざまなアプリケーションの通信が一つのIPネットワークに共存する。このため品質に敏感なアプリケーションの使い勝手に影響が及ぶことがある。 大量のファイル転送が原因? 調べたところ,どうやら

    プロローグIP電話の通信を守れ
  • パート3パケットを正確に識別4種類の情報で見分ける

    実際にルーターで優先制御や帯域制御を使うには,通過するパケットを見分けて,処理に適した待ちキューに振り分けるしくみが必要になる。 例えばIP電話のパケットを最優先で転送する場合。ルーターは受け取ったパケットからIP電話のものを選び出し,最優先の待ちキューに入れて処理しなければならない。ルーターにとってこの作業は意外に難しい。通信の優先度や種類を見分ける方法に標準と呼べるものがなく,場合によって見分け方を変えなければいけないからだ。 自動的には優先してくれない インターネットでは優先制御や帯域制御を使わないのが一般的。それぞれのアプリケーションのパケットをルーターでどう扱うかという統一的な基準は決められていない。優先制御や帯域制御を使うにしても,製品によって持っている機能はまちまちだ。使用するアプリケーションや回線の種類,ユーザーの使い方などの条件が変われば,どういうパケットをどう扱えばいい

    パート3パケットを正確に識別4種類の情報で見分ける
  • パート2帯域制御は「待たせて捨てる」捨て方にテクニックあり

    ルーターを通過するパケットの種類を分けて,それぞれの帯域を確保したり制限するのが帯域制御である。通信の種類に応じて,ADSLなどWAN回線の限られた帯域を分配したり,場合によっては絞り込んだりする。 帯域制御の応用範囲は広い。例えばIP電話の帯域を確保できる。また,Webアクセスなど重要度の低い通信は,回線が込んできたら一定の帯域に制限するといった使い方ができる。 複数技術を組み合わせて実現する 実は,簡単な帯域制御ならパート1で紹介したCQを使って実現できる。仮に,1Mビット/秒のインタフェースの出口に60:30:10で重みを付けた3の待ちキューを設定してみる。すると,帯域をフルに活用している状態では,それぞれに600kビット/秒,300kビット/秒,100kビット/秒の帯域を分配できる。 ただ,CQだけでは帯域の上限は制限できない。例えば,ルーターからADSLモデムに送られるパケット

    パート2帯域制御は「待たせて捨てる」捨て方にテクニックあり
  • パート1送信順を変える優先制御パケットの列を分けるのがミソ

    優先制御の基はとても単純だ。後から到着したパケットであっても,優先度が高ければ先に送り出す。ルーターの出力インタフェースに届いたIPパケットをいくつかの列に分けて並ばせ,優先度が高い列に並んでいるパケットから先に処理するのである。 パケットが並ぶ行列を「待ちキュー」と呼ぶ。つまり優先制御は,待ちキューを細かく分けて処理の順番に差を付ける技術ということになる。 最優先の待ちキューを用意する では,具体的な優先制御のしくみを見ていこう。 急ぎのパケットの遅延時間を短くするには,出力インタフェースに専用の待ちキューを作って,ほかの待ちキューに並んでいるパケットを無条件で追い越させれば良い。これは,順位付きキュー(PQ(ピーキュー)*1)と呼ばれ,優先制御の一番簡単な方法である(図1-1)。 図1-1●優先度の高い列に並んだパケットを先に処理する 待ちキュー(行列)をいくつかに分けて,それぞれ順

    パート1送信順を変える優先制御パケットの列を分けるのがミソ
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