明治期までの日本人が今と比べればとてつもない体力を持っていたということは、 当時日本を訪れた外国人の残した多くの文献に記されている。 その一つにドイツ帝国の医師・ベルツの手による「ベルツの日記」です。 ベルツの日記ベルツ(本名:エルヴィン・フォン・ベルツ)はライプツィヒ大学で内科を修めた後、 27の歳に明治政府によって招聘され、以後29年間日本に滞在する。 幕末から明治にかけて日本が「殖産興業」を目的に 先進技術や学問・制度を輸入するために雇用した、 いわゆる「お雇い外国人」の一人だった。 東京医学校(後の東京大学医学部)において医学や栄養学を教授し、 滞在中日本人女性(花子)を妻に娶っている。 そのベルツがある日東京から110km離れた日光に旅行をした。 当時のこととて道中馬を6回乗り替え、14時間かけやっと辿り着いたという。 しかし二度目に行った際は人力車を使ったのだが、 なんと前回よ
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