印刷 メール 梅棹忠夫の発想、のぞき見る ウメサオタダオ展 資料を収めるキャビネットをイメージした展示台に、「こざね」や「京大型カード」など知的生産の「七つ道具」が並ぶ もの書きのあたまを開いて、中をのぞいた思いに襲われる展覧会が開かれている。一昨年に亡くなった民族学者、梅棹忠夫の多彩な業績を紹介する「ウメサオタダオ展―未来を探検する知の道具―」だ。大阪の国立民族学博物館(梅棹が初代館長)で昨春に話題になった展覧会が、内容を一部変えて東京・青海の日本科学未来館に巡回した。 どうやってものを書くかを具体的にあかした梅棹の『知的生産の技術』(岩波新書)は、コンピューター時代のいまも増刷を重ね、88刷を数える。そこで紹介されて流行した京大型カードや「こざね」(小さなメモ紙片)、さらに野外調査のノートやスケッチが展示されているのだ。 梅棹が残した本物はケースの中だが、見せ方に工夫を凝らす民博の展覧
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