仮想通貨「ビットコイン」の先物取引が、米国時間10日に米大手商品取引所で始まった。今後は穀物や金属などと同様に金融取引に組み込まれることになる。近く世界最大手の商品取引所でも扱われる。一部の関係者向けとされてきたビットコインの取引はさらに広がりそうだが、価格急騰で本来の「通貨」としては使いづらくなっている。 米国時間10日夕。米大手商品取引所「シカゴ・オプション取引所(CBOE)」でビットコインの先物取引が始まった。「先物」では、ビットコインの今後の価格上昇や下落を予測して取引する。最近のビットコインの取引過熱を反映してか、先物には買いが殺到。CBOEは2度、取引をいったん停止する「サーキットブレーカー」を発動させた。18日には世界最大手の商品取引所「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)」でも先物取引が始まる予定だ。 ビットコインは年初の1コイ…