車道に飛び出してきた自転車とクルマの接触事故で高等裁判所は画期的な判決を出した。事故の原因は自転車の注意義務と認定。クルマ側を無罪としたのである。今までクルマとの事故は歩行者と同じ交通弱者と解釈され、自転車側が道交法を守らなくても過失を問われなかった。 ちなみに今回も地裁の判決は今まで通りクルマ側が悪いとされ、一審で終わっていればドライバーの過失運転致死罪ということになった。もちろん貴重な命が失われてしまったことは取り返しが付かないことながら、今後、痛ましい事故の再発を防ぐためにも、この判決を共有したい。 社会全体の流れとして、2015年6月1日から施行される自転車の交通違反取り締まりの厳格化とあわせ、自転車の交通マナーを国際基準並に引き上げるべきだと思う。結果的に自転車の事故を防止する効果を持つだろう。今まで自由過ぎた自転車からすれば反発する意見も出るだろうが、仕方ないこと。 ただし今回
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