【概 要】 大学共同利用機関法人自然科学研究機構並びに国立大学法人北海道大学,東北大学,東京大学,名古屋大学,京都大学,大阪大学及び九州大学は,災害に強い生命科学研究を実現するため,全国の大学・研究機関での研究に不可欠な生物遺伝資源をバックアップする「大学連携バイオバックアッププロジェクト(IBBP)」を発足させるべく,機構・各大学間の協定を6月1日付けで締結し,その体制整備に着手いたしました。 6月18日に東京(学士会館)で行われた記者会見の様子 【プロジェクトの背景と取組内容】 (1)背景 先の東日本大震災では,飼育・栽培設備の損壊,長期の停電に伴う冷凍研究試料の融解,水やガスの供給停止による飼育生物の死滅や栽培植物の枯死などが多数報告されました。研究過程で作製された多様な生物遺伝資源(動物や植物などの突然変異体や遺伝子組換え体,培養細胞,微生物,遺伝子サンプルなど)の毀損・消失は,我
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