前回の髪の毛に引き続き、今回も人体に関するお話です。それも、小便(尿)の話。 さらにネタを絞りまして、なぜ色が黄色いのか? ということを解説しましょう。 もう早速答えですが、小便の黄色い色はビリルビン、そしてこいつから出来たウロクロムという成分が主な要因です。 ビリルビンというのは、元々は赤血球の中に含まれるヘモグロビン(血液中で、酸素や二酸化炭素を運ぶ)が代謝されて出来たもの。赤血球は約120日程度の寿命なのですが、同時にヘモグロビンも寿命を迎え、脾臓や肝臓で壊され、ここでビリルビンが出来上がるのです。 そして、肝臓から分泌される消化液である胆汁によって運ばれ、腎臓でウルクロムに変化します。 こいつが小便として放出されると、黄色く見えるわけなのです。 *大便が茶色く見えるのもビリルビンが主な要因です。 ちなみに、特に具合が悪くなければビリルビンの量は一定です。 ですから、夏場などで水を多