近畿日本鉄道は19日、大阪難波と名古屋を結ぶ特急「アーバンライナー」などに設けている特別車両(デラックスカー)の料金を、現在の一律410円から距離に応じた料金に見直すと発表した。長距離は高くし、近距離は安くする。特急利用者が減るなかで、近距離利用を促すのが狙いだ。料金見直しは、消費税率引き上げで改定した1997年以来、14年ぶりとなる。 新料金は3月16日から。大阪難波―大和八木は200円、大阪難波―津は300円、大阪難波―近鉄名古屋は500円となる。特別車両は座席が通常より広い3列タイプで、特急料金とは別に料金がかかる。