ロシアの控訴裁判所は26日、過激派団体を創設したとして反政府活動家ナワリヌイ氏に懲役19年を言い渡した8月のモスクワ市裁判所の判決を不服とする弁護側の異議を退ける決定をした。これにより判決が確定した。タス通信などが報じた。 【写真】収監中の刑務所からモスクワでの裁判にオンラインで参加したナワリヌイ氏の映像 昨年3月 ナワリヌイ氏は既に複数の判決で計10年を超す判決を受けており、今後の政治活動は極めて困難になった。欧米などの強い批判は必至だ。 政府高官の汚職疑惑などを告発し、プーチン政権と対立したナワリヌイ氏は2020年にロシア国内で毒殺未遂に遭い、療養先のドイツから21年に帰国して逮捕された。過去の経済事件に絡んで懲役2年6月の判決を受け、収監された。22年には自身の「反汚職闘争基金」の寄付金詐取などを理由に懲役9年を言い渡された。 新たな判決確定で、ナワリヌイ氏に対する面会や差し入れなど
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