陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県の宮古島の周辺で消息を絶った事故で、陸上自衛隊は、現場周辺の海底で損壊した機体の一部を発見したと明らかにしました。また、隊員とみられる5人を確認し、このうち2人を救助して、死亡を確認したということです。 今月6日、陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県の宮古島を離陸したあと、橋でつながる伊良部島の北東およそ3キロの地点で消息を絶ち乗っていた隊員10人が行方不明になりました。 今月13日、ヘリコプターが消息を絶った地点から北北東におよそ4キロの海中で、機体の一部とみられるものと隊員の可能性がある人の姿が複数見つかり、16日、「飽和潜水」と呼ばれる特殊な潜り方で、自衛隊の潜水員が確認を行いました。 その結果、陸上自衛隊によりますと、午前8時半ごろ、伊良部島の北、およそ6キロの水深およそ106メートルの海底で、胴体部分とみられる損壊した機体の一部を発見したということです