山田洋次監督(79)の同名名作映画を日本テレビがドラマ化する「幸福の黄色いハンカチ」(10月10日後9・00)に、女優の倍賞千恵子(70)と俳優の武田鉄矢(62)が出演する。2人は1977年に公開された映画版のメーンキャスト。ドラマでも脚本を担当した山田監督の強い思いで実現。オリジナルを知る俳優の加入に、主演の阿部寛(47)も大感激している。 網走刑務所を出所した男・勇作が、若い男女に背中を押され、元妻のもとを訪ねる不朽の名作。武田の役は、不審者と疑われた男に対応する警察署長・渡辺。映画版では故渥美清さんが演じた役だ。 映画で武田は、主演した高倉健(80)と車で旅をする若い男役だった。当時27歳で、演技の仕事は初めて。雲の上の存在だった高倉と渥美さんのシーンをセットの脇からのぞいていたといい、「大人の芝居でとにかくすごかった。渥美さんの声は今でも忘れられません」と話す。 それだけに8月上旬