赤城乳業は11日、「ガリガリ君」シリーズなどのアイス商品を4月1日の出荷分から値上げすると発表した。ガリガリ君は現在の希望小売価格60円(税抜き)から70円に上がる。値上げは25年ぶりで、原材料の高騰などが理由という。 値上げするのはアイス商品の大半。チョコレートバーの「ブラック」は60円を70円に、ソフトクリームタイプの「スーパーソフト チョコバニラ」は150円から160円にそれぞれ10円引き上げる。ファミリーパックは「ガリガリ君 ソーダ」(7本入り)を300円から330円にする。 同社によると、ガリガリ君とブラックの値上げは1991年夏以来で、ほかの商品は初めて。原材料費の高騰が主な要因で、例えばアイスバーに使う木製の棒の価格は2013年比で9割アップしているという。同社の広報担当者は「庶民の味方として価格を据え置いてきたが、企業努力でのコスト削減も限界を超えてしまった」と話す。