東京の渋谷警察署の警察官が、一般の男性が事件に関係しているかのようなうその書類を作って自治体などに送り、個人情報を調べたなどとして、27日、虚偽有印公文書作成や公務員職権濫用などの疑いで書類送検されたことが警視庁への取材で分かりました。 書類送検されたのは、渋谷警察署の組織犯罪対策課に所属する46歳の警部補です。 警視庁によりますと、この警部補は、去年12月からことし3月にかけて、事件と関係のない一般の男性について、警察署長名で「捜査関係事項照会書」と呼ばれる書類を作り、自治体や携帯電話会社に送って勤務先や住所などの個人情報を調べたなどとして虚偽有印公文書作成や公務員職権濫用などの疑いが持たれています。 これまでの調べによりますと、男性は、警部補が警察署内で知り合って一時、交際していた民間企業に務める女性の交際相手だということです。 調べに対し警部補は容疑を認めているということです。 警視