最近では3D映画などが一般化してきたが、我々の網膜に投影される像は2次元とはいえ、普段目にしている物は高さ・幅、奥行きを持っており、我々は3次元世界に住んでいるからこそ3Dを認識できるのである。 では、4次元の世界というものを我々は認識することができるのだろうか? 結論から言おう。我々は4次元以上の世界を見ることはできない。 我々の脳は3次元までにしか対応していないのだそうだ。しかしもし、2次元世界の住人というものがいたら、同様の理由で彼らにとっては3次元というものを認識することのできないのである。 この画像を大きなサイズで見る 1884年、高次元を見るという問題を扱った小説「フラットランド 多次元の冒険」(エドウィン・A・アボット著)が出版され、そこには2次元世界の住人・スクエア氏が登場した。 その世界にある日、3次元の立体である球体が訪れたが、2次元世界の住人であるスクエア氏には円であ