アメリカのハイテク企業の入社テストは奇妙な質問が多いという。例えば、「富士山をどうやって動かすか」といった具合で、頭をひねるものばかり。それでもアップルやフェイスブックの入社試験は、トーマス・エジソンが行ったテストよりはマシかもしれない。 トーマスエジソンが入社希望者に向けて行った試験問題は、1921年春にリークされ、同年3月11日付の『ニューヨーク・タイムズ』に掲載されたことで、アメリカ中で大流行した。 このテスト、エジソンの仕事とはほとんど関係ないようなトリビアで満ち溢れている。ちなみに、これを受けてみたアインシュタインも音の速さを知らずに”不可”の成績だったらしい。エジソンは、当時の大卒就活生がきちんとした知識を持っていたかったことに業を煮やして、このテストを作ったと言われている。実際に当時シカゴ大学の学生がこの試験を行ったところ、その正解率は男子学生が35%、女子学生が28%だった