フォントを活用したデザインがテーマの本セミナーには、紙媒体をメインとするグラフィックデザイナーやWebデザイナーが参加した。セミナーではまず、ロフトワークの濱田真一氏が「クラウドフォントで手に入れる新たな表現力」という題目で講演。 Webデザイナー歴8年、現在はディレクターとして活躍する濱田氏が、「クラウドフォントとは何か」といった基本から、実際の顧客企業への提案事例まで説明した。 まず、クラウドフォント(Webフォント)とは、インターネットを介してフォントを配信し、ブラウザのWebページ表示に使う仕組みだ。ユーザーのデバイス(PCやスマートフォン)にフォントが搭載されていなくても、制作者側が指定したフォントを表示できるのが特徴。 一般的に、Webデザインで特殊なフォントを利用する場合は、テキストを画像化するものだが、クラウドフォントを使うと「たとえば、見出しには立体的な文字を使い、リード