【ニューヨーク=畑中徹】米IT大手が、身ぶりや手ぶりで情報端末やゲーム機などを動かす技術を競っている。研究開発の対象は自動車の機器類にまで及ぶという。いろいろな道具や装置が、ジェスチャーで動く日が近づきつつある。 アップルは11月、イスラエル企業「プライムセンス」を買収した。身ぶりや手ぶりを認識する3次元(3D)センサーに強い会社だ。アップルは詳しい説明をしないが、スマホやタブレットにジェスチャー入力が採用される可能性が取り沙汰されている。 アップルは指紋認証の技術を持つベンチャーを昨年買収し、この秋投入したスマホ「iPhone(アイフォーン)5s」に採り入れた。ジェスチャー入力は「開発中とされる『次世代テレビ』に搭載するつもりではないか」との観測も出ている。