ライバルが現れると消耗戦を仕掛け、ほしいものを次々に掌中に収めてきたAmazon。しかし、今度の相手は消耗戦で最強の会社、Googleである。 文: 三国大洋(taiyomikuni.com) ニュースのポイント Amazonが決算発表の場で、赤字が大幅に拡大する見通しを示して株価が約1割も下落。ご自慢のクラウド事業も、Googleとの消耗戦に突入した気配が出始めている。 意図的な「利益なき成長」 Amazonの第2四半期(4-6月期)決算が米国時間7月24日に発表された。メディアは一様に「またもや赤字」「新事業への投資が足カセに」といった見出しの記事を並べた。 従来からAmazonのジェフ・ベゾスCEOは、利益計上などそもそも頭になく、儲けた分はほぼすべてを新規事業に投下する考えの持ち主、とされてきた。だから、「またまた赤字」というニュースに接しても、「うむ、Amazonは平常運転だな」
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