新型コロナウイルスの新規感染者数は、ようやく落ち着いてきたように見えるが、飲食店やインバウンド、ショービズ業界など、コロナ禍による打撃が深刻な業種は、依然として苦しい状況に置かれたままである。しかしその一方で、「持続化給付金」のおかげで、“コロナバブル”に沸いている業種もあるという。新刊『ルポ 新型コロナ詐欺 ~経済対策200兆円に巣食う正体~』(扶桑社)が話題の、社会問題に詳しいライター・奥窪優木氏がリポートする。 * * * 本来、コロナ禍で打撃を受けた事業者が受け取るはずの「持続化給付金」。中小企業には最大200万円、個人事業者やフリーランスには最大100万円が給付されるが、その審査の甘さを指摘する声は少なくない。それを利用して「パパ活女子」たちも私腹を肥やしているという。