2013年を迎えてすぐに、Appleが廉価版iPhone(iPhone mini)の開発を進めている、という噂が流れたことに不安を覚えたファンは多いだろう。冷静に考えればありえないと思えるのだが、iPhone5にしてもiPadにしてもメディアに漏れ出た情報のほとんどは正鵠を射ており、スティーブ・ジョブズ健在時の秘密主義はどこへやらで、今回の噂も火のないところに煙はないのでは? と考え込まざるを得ないところもある。 iPhone5は高級機だ。だから、インドや中国のような巨大市場において一般的な「安いスマートフォンがほしい」というニーズに応えることができない。結果としてiOSはAndroidの侵蝕を許し、シェアで逆転されてしまった。しかし、利益面でみればiOSは圧倒的に強い。それはiPhoneが高級機だからであり、高嶺の花であり続けることが利益率を守っている。 Appleの凄みは、自分たちが手