デリバリーったってピザじゃないよ、学術文献。それも、スクーターじゃなくて潜水艦で運ぶの(・∀・) 昨年末にミシガン大学の和書がごっそりグーグル・ブック・サーチに入ったらしく、先日から大東亜図書館情報学のトリビアねたをつれづれに検索しとるんだけど、なんと第三帝国から文献速報した犬丸秀雄でヒット。それも科学史の文献にデタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! ペニシリン開発に役に立った! 科学史の講座モノ*1によれば、こーゆーことらしい。 この〔ペニシリンの薬効を伝えた〕雑誌は、科学情報が途絶していた日本に海外で科学文献を収集し送り届けるという学術情報活動の一環で、文部省から1943年にドイツへ派遣されていた犬丸秀雄が扱った雑誌に含まれていたものであるという。ドイツより潜水艦で同年末に日本へ運ばれて来たと推定されている。 で、「推定」は、角田房子が『碧素・日本ペニシリン物語』(新潮社1978)でし