そして2010年代は、考えてみるとこれまでの情シスって売上げに寄与してないじゃないかと。そこでこれからはちょっと事業の競争力というところにいくのかなと思っています。 情シスの本質的な役割は、情報の流通を司っていると思っています。あくまでも社内が中心ですが、いろんな情報をどうコントロールするのかをやってきているのかなと。エンタープライズの仕組みをどう作るか、社内の情報流通のデザインをするという。 原田 これを見ると80年代と90年代の仕事はずいぶん違いますね。では長谷川さん、お願いします。 帳票を作るだけのシステムにがっかり 長谷川 システムの考え方って企業の大きさによって異なるのかなと思っていて、東急ハンズは800億円くらいの企業なので、僕の話はこれくらいの規模の会社と思って聞いてください。 僕の経歴は、もともとSIerというところで14年くらい仕事をして、そのあと東急ハンズに入って情シス
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