妄想とは、誤った考えを、根拠もないのに確信している状態です。説得したり、誤りを証明して見せても、その考えを変えることはできません。 統合失調症では、被害妄想がよく見られます。誰かに見張られている、尾行されている、盗聴されている、自分の噂をされている、自分のことが放送されているといった内容のものです。 脳が腐っている、癌になっている、腸がとけているなどという身体に関する妄想もみられます。 妄想に対して、説得したり、間違いを証明して見せても、何の効果もありません。どのような考えを持っているかを、よく理解することが大事です。抗精神病薬が効果があります。