丸一日、読書に没頭するもよし。または、カクテルタイムの会話のタネにするもよし。どちらにしても、ここで紹介するホテルのライブラリー(図書室)は、そんな贅沢で知的なひとときを演出してくれる空間です。 フィレンツェを眺め下ろす15世紀のルネッサンス式パラッツォ「イル・サルヴィアティーノ」。このホテルの内装を手がけたデザイナーチームが、時代を超えた見事なセンスを持っているのは明らか。特に、深みある色合いのレザーソファと、レアな革装丁の本が並ぶダークウッドの本棚を、背の高い窓から差し込む午後の陽が照らすライブラリーは、時の流れを全く感じさせない彼らの才能を顕著に表しています。