ヒトと動物の関係学会という学会がありまして、その学会が動物観研究という雑誌を出しています。その2007年12月号に、 子どもはなぜウサギをピンクに彩色するのか というそのものずばりの論文が掲載されています。帝京科学大学アニマルサイエンス学科のグループの研究です。 それによりますと、まず予想としては、白では塗った気がしない、白地の紙に白い絵を書いても映えない、ディフォルメされたウサギの絵がかわいらしく色をつけさせるなどがあげられています。そして、実験として子どもたちに塗り絵をしてもらっています。同じく白い動物として白鳥や羊などの塗り絵、白地ではなく色のついた台紙の塗り絵、かわいらしくないリアルなウサギの塗り絵なども同時に用意して、どんな色に塗られたかデータを取っています。そうすると、リアルなウサギや、色のついた台紙の塗り絵では白いウサギや茶色いウサギなど、本当に近いウサギが増えたそうです。羊