江戸の町並み(芝愛宕山から望む)明治初頭頃、 イギリス人写真家フェリックス・ベアト撮影。 芝愛宕山はわずか海抜26メートルであったが前を遮るものは何も無く江戸の町が全貌出来たという。東京湾や遠くは房総半島まで望めた。当時の写真師が競ってここから撮影した写真は今でも数多く残っている。 この頃の江戸の町は空気が澄んでいて綺麗であった、写真機能は良くなかった時代に遠くまで鮮明に写っている。 大名屋敷は大きな長屋で囲み膨大な土地を占領していたのが良く分かる。 当時の屋敷は密集していて、また、木造の家屋であったため一度火が出るとたちまち延焼して大火になる事はたびたびあった。