ブログ担当者:須川 機械式時計の人気が凋落した1970年代。その時代は新しい発明品であるクォーツ式腕時計が世間を賑わせていました。しかし、人の心は面白いもので、大量かつ安価に生産されるクォーツ式腕時計が普及すると、逆に職人が手作業を加えながら少量生産する機械式時計に再びスポットが当たり始めます。それが1980年代です。そして、その後に続く 1990年代 は時計業界にとって非常におもしろい年代になりました。 息を吹き返す機械式時計市場に対して、多くの時計メーカーが「シンプルに機械式時計の素晴しさ」を伝える時計作りをすると同時に、「アイコンモデルの創作」に励んだのです 。1990年代に作られた作品(またはその後継モデル)に、現在の時計業界の代表モデルになっているものが数多くあるのはそのためです。 1990年代のような機械式時計が息を吹き返した面白い時代の作品、かつ、生産終了になり現在は新品で手