はてなの都合上お引越しです。 https://oldsoup.hatenablog.com/ 恩人が狂うなと釘刺しに来る 拍手と燃焼が似ていて耳貫くねじれ 髄液降り髄の藪にも欠く五月 大雨警報台所を包み椅子の背 音に似て死滅が示す足の夢 黴びてもラオスへ皮下に六位の旗戦がせ 涎がドロリと虹を枯らす異議として独楽 左利きの定かに火だるまを置いて 錆乾かぬ陰に強靭な筒を順次 誰に話せばいい肩から手が生えてること 粒孕む土に散佚古書の一部 弾む蛙の血でもぬめる網膜の果て 性愛の銅鑼叩く五つ目の方角 粥食す母系の共食い感煽られ 鳴かず飛ばず名ばかりのアリス詰めた袋 罪のバッヂを茎に刺して生ぬるい汁 湿る童話も生き恥と絶え間絶え間に顔 空一面毛布悲しく鳴くところ 鳥かわいそうに脱ぎ捨てられ衣類は明るくされ 雨天の芝にそれまで座高だった円錐 看守の目は粗く風通すメトロノームへ 犬も唾を持つ生き物か洗濯