日本人は「仕事に対するプライド」が「会社から言われたことをきちんとやるプライド」にすりかわってるのではないか、と語る今野晴貴氏(左)と新庄耕氏 終身雇用、年功賃金、企業内育成といった日本型雇用が崩壊し、若者を使い捨てにする「ブラック企業」が増加の一途をたどっている。若者、そして日本社会はこれにどう対処していくべきか。『狭小邸宅』の新庄耕(しんじょう・こう)氏と『ブラック企業』の今野晴貴(こんの・はるき)氏。話題のベストセラー作家にして同じ83年生まれの両者が「ブラック企業の闇」と、今、すべての日本人が問われている「仕事への向き合い方」について語った。 ■ブラック企業が日本をギリシャにする! 今野 新庄さんの『狭小邸宅』を読んだんですが、いわゆるブラックな企業に若者がはまり込んでいくときの論理や心情みたいなものをすくい取っていて、私自身、考えさせられるところがありましたね。 新庄 ありがとう
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