イラン警察当局は27日、不正が指摘された6月のイラン大統領選で敗退した改革派のムサビ元首相の支持者らが、首都テヘランや北西部タブリーズなどで同日実施した抗議デモで、参加者約300人を拘束したことを明らかにした。国営イラン放送が報じた。 また、改革派ウェブサイトが治安当局との衝突で死亡したと伝えた8人のうち4人については、首都テヘランのデモで死亡したことを認めた。改革派との衝突の経緯については「組織化された暴徒が警官を攻撃した」と説明。4人のうち1人は銃撃による死亡とした。 改革派ウェブサイトによると、デモはイスラム教シーア派最大の宗教行事アシュラに合わせて実施。テヘランではデモ隊を追い払おうとした当局側が発砲した。(共同)