同じ箇所繰り返しNullPointerExceptionを発生するコードがあった際、何度目かの例外発生後、NullPointerExcetpionインスタンスにスタックトレースが含まれなくなった。 このため、例外発生時の原因特定が困難となってしまった。 HotSpotVMは、実行時最適化の一環として、繰り返し出力される一部の組み込み例外については、都度例外インスタンスを生成せず、同じインスタンスを使い回すことによってインスタンス生成コストを抑えるという処理を行っている。 この使いまわされる例外インスタンスは、他所でthrowされた例外の情報が混入しないよう、スタックトレースそのものを省略してしまう。 このため、例外発生箇所がHotSpotVMによって最適化されると、以降発生する例外にはスタックトレースが含まれないように見えてしまう。