親は子どもに何でも与えたがるものだ。しかし、行き過ぎると、お高くとまった駄々っ子を育てることになりかねない。 結果は深刻かもしれない。甘やかされて育った子どもは、愚痴っぽいクレーマーのように振る舞うだけでなく、将来、浪費や借金に悩まされ、金銭的に独立できない無責任な大人に育つ可能性も高いのだ。 サンフランシスコのウェルズ・ファーゴ・プライベート・バンクで資産計画担当責任者を務めるキャサリン・ディーン氏は「子どもに何でも無償で与えたがる親がいるが、現実世界はそのように機能していない」と話す。 ファイナンシャルアドバイザーやセラピストは子どもを甘やかさないためのさまざまな方法を提案している。その一部を紹介しよう。 1.自分を理解する ニュージャージー州の社会心理学者スーザン・ニューマン氏は「なぜ自分は子どもに甘いのか」と自問すべきだと話す。子どもに認められたいから、一緒に過ごせる時間が