製造現場から始まって、今やあらゆる業務シーンで使われるようになった言葉に「見える化」がある。あなたが所属する部門でも「システム開発の進捗状況を見える化しておこう」「業務プロセスを効率化するために現状の処理時間を見える化しよう」などと、何らかの形で見える化を採り入れていることだろう。 もっとも、見える化を採用しているだけでは十分ではない。現場の実態を把握し、何らかの改善につなげてこそ、初めて効果を発揮したことになる。しかし実際には、KPI(重要業績評価指標)などを設定して見える化したにもかかわらず、期待していたような成果を上げられないままという現場もあるようだ。 このようなケースでは、見える化するために設定した指標が本来の目的とずれていたり、実態が見えてもどうすれば改善できるのかが分かりにくい指標になっていたりする恐れがある。あなたの現場でも思い当たる節があるようなら、一度、見える化のための