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ユーロに関するnagicalのブックマーク (2)

  • ユーロ圏の解体がとてつもなく難しい理由

    ユーロ圏の加盟国は、こんな買い物をしなければよかったという激しい後悔に見舞われている。多くの人は、20年近く前に購入し、1990年代終盤から2000年代にかけて組み立てた部品一式を分解したいと思っている。 だが、分解はできず、欧州の協調構造全体と一緒に壊すしかない。 一方、世界は怯えながら、ユーロ圏で相次ぎソブリン債務・銀行危機が勃発するのではないかと事態を注視している。もしそうなっても、欧州の愚行が世界に破滅をもたらすのは初めてのことではない。 欧州統合プロジェクトの原動力となった理想主義は消え去った。自己利益はその代用として不十分なことがはっきりしてきた。苛立つ有権者に対して責任を負う各国の政治家の不手際は、事態をさらに悪化させている。 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)の欧州担当チーフエコノミスト、ジャック・カイユ氏は、最近のリポートで政治家の失態を強調している。同氏に

  • ユーロ危機の正しい診断 政府の浪費は問題の本質ではない

    (英エコノミスト誌 2011年9月17日号) ユーロ圏の混乱を解消するためには、その病の質を理解しなくてはならない。あまりにも多くのヨーロッパ人が、これは単に財政赤字の問題だと主張し、この病気への無理解を露呈している。 誤診は、それ自体は医療過誤ではない。医師だろうと、中央銀行総裁だろうと、政治家だろうと、誰もがミスを犯すものだ。だが、誤診に加えて、症状の一部を無視し、効き目のない治療法に固執するとしたら、これはそう簡単に許されるものではない。 今ユーロに起きているのは、まさにそのような事態だ。ユーロ圏では、多大な努力を要する財政引き締めに力点が置かれるあまり、信頼回復の必要性が軽視されている。 ドイツや欧州中央銀行(ECB)をはじめとする多くの関係者が下した診断は、現在の混乱のそもそもの根幹が周縁国の浪費にあるというものだ。ドイツのヴォルフガング・ショイブレ財務相は、先頃フィナンシャル

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