日本最大級の同人イベント「コミックマーケット」。かつては次々と現れる覇権作品の二次創作同人誌が大量に作られ即売会で頒布された。しかし、毎週のように同人イベントに赴き、年間5000ものサークルと接するCOMIC ZIN 同人統括責任者の金田明洋氏によると、もはや明確な覇権作品がない時代となっているという。 Twitter、YouTube、SNSの発展、そうしたデジタル社会となった今、わざわざ「本として残す」意味や価値も見直すべき時期となっている。ただ山に登ろうという人が居なくならないように、同人誌は「本を作る」「紙の本を読む」娯楽として残るであろうし、実際に作家さんに会って手渡してもらえる「経験」にこそ価値を見出しつつある。 COMIC ZIN 新宿店 同人誌即売会もその目的は目当てのサークルの新刊を「手に入れる」ことから、即売会という会場の生のライブ感を味わうことが大きな目的と変わろうとし
![「同人誌は手に入れるものではなく、ライブになった」年間5000サークルと接する同人書店の統括に、目的が体験へと変化する同人誌の今を聞いた](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f8bccc4827f2d16bb56725a73bf712df8b36f443/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Foriginalnews.nico%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F08%2F079.jpg)