左からニック・バレロンガ、ピーター・ファレリー、ブライアン・カリー(写真:Shutterstock/アフロ) 「グリーンブック」がオスカー作品賞を受賞した舞台で、プロデューサー兼脚本家のニック・バレロンガは、ピーター・ファレリー監督のすぐ隣に立っていた。彼がスピーチをする時間はなかったが、その少し前の脚本賞の受賞スピーチでは、「お父さん、僕らはやってみせたよ」と言っている。 その“お父さん”は、トニー・バレロンガ。「グリーンブック」でヴィゴ・モーテンセンが演じた主人公だ。そもそも、「グリーンブック」は、子供時代にあの出来事を体験したバレロンガが、「大人になったら絶対にこの話を映画にする」と強く決意したことから生まれた作品なのである。 舞台は1962年。勤務していたナイトクラブが2ヶ月間閉まることになり、職を探していたイタリア系ニューヨーカーのトニーは、黒人のクラシックピアニスト、ドクター・
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