吉本興業で35年間、プロデューサーとして活躍してきた男性が退職後、刑務所で再犯防止のための講師をしている。広報で多くの謝罪をしたことから「謝罪マスター」との異名を持ち、ダウンタウンら多くの芸人を世に送り出してきた竹中功さん(59歳)は今、全国の刑務所で、満期釈放前の男性受刑者に「笑うコミュニケーション」を教える。 講義の狙いは、笑いを交えて人間関係の基礎を築くコミュニケーション力を磨くこと。講師としての活動は、今年で4年目。受講者は百数十人を超えたが、受講者の中で再び罪を犯したものはいないそうだ。何が受刑者の心に響いているのかを聞いた。(ルポライター・樋田敦子) ●良いコミュニケーションはお笑いと一緒 竹中さんが刑務所の講師になったきっかけは、吉本在籍中のとある仕事だった。秋田刑務所の中庭で開催された矯正展のステージに、吉本興業のタレント・大西ライオンさんをゲストでブッキング。「ライオンキ
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