3月29日 もう一度、はっきり書きたい。今回の浅田真央の「鐘」は、アスリートとしても、身体芸術としても、あり得ない次元(と私の身体は、生々しく、リアルに、感じた)。 これがフィギュアスケートなのだろうか!?と度肝を抜かれた、と言ってもいい。(別の明るく楽しいい曲だったら、たぶん・・・私個人は、こんなにも心を奪われることはなかっただろうと思う。) 私は心底惚れこんだもの、震撼したものについてしか書きたくない。 浅田真央の「鐘」のプログラムは、恐怖を感じるほどに、艶がある。侠気(おとこぎ)と、エロスは矛盾しない。極限の生を見せながらも、同時に端正で、豪奢である。 私の身体が、激しく動揺するほどに、このプログラムはエロティークである。 浅田真央は、曲の展開にのせて、空気そのものの動きのダイナミズムまで変化させ、色彩、質感、空間の広がりや、捻じれ、時系列まで変化させて見せた。これを見て「表現力が足
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