会社員や主婦が手軽に稼げるインターネットの「アフィリエイト」(成果報酬型広告)。売り上げなどの成果があれば、報酬を得ることができる。その手軽さゆえか、所得の申告を怠り、税務調査で追徴課税を受けるケースが相次いでいる。 読売新聞の7月の報道によると、副業のアフィリエイトで年間200~250万円を稼いでいた東京都内の50代の男性宅に突然、税務調査が入った。申告漏れの2年間の所得が350万円にのぼると指摘されたうえ、90万円を追徴課税された。この男性は「税務署にばれるはずがないと思っていた」と振り返っているという。 国税当局はプロバイダー経由で税務申告をうながしていると報じられているが、なぜアフィリエイトの所得隠しはバレるのだろうか。森健太郎税理士に聞いた。 ●税務当局は、アフィリエイトに目を光らせている 「アフィリエイトは店舗などを構える必要がないため、税務当局に見つからないと考えている方がい